飲みすぎに注意!
青汁のデメリットとは…?
食生活の一助として青汁を取り入れている人は健康志向の高い人ですから、青汁をより積極的に摂取しようと適量を超えて飲んでいる人もいるかもしれません。
青汁自体が体に悪いわけではもちろんないのですが、水代わりに大量に摂取するなど常識を超えた飲用をしたり、元々内臓の健康を損ねている人の場合は青汁の飲み過ぎで体に不具合をもたらす可能性があります。
この回では青汁を飲みすぎるとどうなるのか、あえてデメリット面を見ていきたいと思います。
青汁も“過ぎたるは及ばざるがごとし”
青汁だけでなく全ての食品、飲料等に当てはまることですが、健康に良いからと言って特定の食品を多量に摂取することは勧められません。
ある食品が健康に良い側面があったとしても、取りすぎると逆に内臓に負担をかけたり、特定の栄養素の吸収を阻害するなどして健康を害することにつながりかねないからです。
まずはこのことを意識して、少なくとも製品の説明に書かれた摂取量目安を大きく超えない範囲で青汁を生活に取り入れましょう。
特に注意が必要なのは元々内臓に疾患があったり、機能が低下している場合です。
これについて次項で見ていきます。
肝機能や腎機能が弱っている方は注意が必要
青汁には植物由来のカリウムが豊富に含まれており、カリウムは余計な塩分を排泄してくれるなどの作用があり、一定の健康効果をもたらします。
カリウムは腎臓を経由して代謝されるのですが、元々腎臓の機能が低下している人の場合、カリウムの代謝機能が衰えていることから排泄が進まず、高カリウム血症になりやすいため注意が必要です。
特に人工透析を受けているような人は腎機能が著しく低下していますから、青汁の摂取に制限がかかる可能性があります。
事前に医師に相談して青汁を飲んでよいかどうか確認してください。
また肝臓も薬物や各種栄養成分の代謝に関わる臓器であり、普段から医薬品を摂取するなどして肝臓に負担がかかっている場合、青汁を多飲することでさらに負担が増し、肝機能障害を起こす可能性も否定できません。
また青汁は食物繊維を豊富に含むことから、飲みすぎると腹痛や嘔吐など消化器系の不具合を起こすことも考えられます。
体の機能は個人差が強いので、多少多く飲んでも全く平気な人もいれば何らかの不具合が出やすい人もいます。
安全のためにも、青汁は製品の説明に記載される1日の摂取量目安を守るようにしましょう。
乳酸菌は積極的な補充が必要
加齢という誰にでも起こる現象で悪玉菌が増えてしまうなら、善玉菌を積極的に摂取して健康を守ろうと考えるのは自然なことです。
この学問領域を「プロバイオティクス」といい、日本はもとより世界の様々な研究機関が取り組んでいます。
かつて、乳酸菌などの善玉菌はヨーグルトなどの乳製品から摂取するのが基本でしたが、手軽に摂取できるように現在では整腸剤も売られており、薬局などで購入することができます。
特に年を取ると毎日飲むビタミンサプリメントや医師が処方する薬など多種類を管理しなければならず結構な手間です。
総合的に栄養を摂取でき、さらに整腸作用もある乳酸菌入りの青汁で栄養面を賄えれば、服薬管理もかなり楽になりそうですね。